中小企業庁が公表した「2026年版小規模企業白書」によると、商工会や商工会議所などの支援機関を「活用している」小規模事業者のうち、3期前と比べて売上高が増加した事業者は48.5%でした。支援機関を「活用していない」事業者では37.4%で、11.1ポイントの差があります。営業利益率が上昇した事業者の割合も38.3%対30.0%で、活用している側が上回りました。
調査概要
中小企業庁が2026年4月に公表した「2026年版小規模企業白書」の第2部第2章「支援機関の現状と支援力強化」をもとにした分析です。ここでの支援機関は、商工会、商工会議所、よろず支援拠点、都道府県等中小企業支援センター、中小企業団体中央会、士業、金融機関などを指します。もとになっているのはデロイト トーマツによる「令和7年度小規模事業者の経営課題と事業活動に関する調査」で、決算期を基準に3期前と比べた業績の傾向を、支援機関の活用状況別に集計したものです。支援機関を「活用している」事業者(回答7,070者)では売上高が「増加」した割合が48.5%、「不変」19.2%、「減少」32.3%でした。一方、「活用していない」事業者(回答2,534者)では「増加」37.4%、「不変」22.5%、「減少」40.1%です。営業利益率についても、活用している事業者は「上昇」38.3%・「低下」38.5%、活用していない事業者は「上昇」30.0%・「低下」42.0%となっています。なお白書は、この結果について支援機関の活用が業績向上に「つながっている可能性がある」と述べるにとどめており、因果関係が証明されたものではありません。
ひとことで言うと?
商工会や商工会議所などに相談している小規模事業者のほうが、していない事業者より売上を伸ばしている割合が高い、ということです。売上高が増加した事業者は、活用している側で48.5%、していない側で37.4%。11.1ポイントの差があり、営業利益率が上昇した割合でも8.3ポイントの開きがあります。ただし、この差をそのまま「支援機関を使えば売上が伸びる」と読むのは早すぎます。もともと成長意欲が高く行動的な事業者ほど外部の支援先にも足を運ぶ、という逆向きの説明も同じくらい成り立つからです。白書自身も「つながっている可能性がある」という慎重な表現を選んでいます。それでも実務的な示唆ははっきりしています。経営資源が限られる小規模事業者にとって、無料または低コストで使える相談先を持っているかどうかは、経営計画づくりや資金繰り、販路開拓の初動の差になって表れます。「相談する先がある」こと自体が、行動を起こす習慣とセットになっている、という見方ができます。プレゼンで小規模事業者支援、地域の中小企業政策、経営相談の意義を語る際の導入データとして使えます。
インパクトデータ:支援機関を活用する事業者の48.5%が売上増(2026年版小規模企業白書・中小企業庁)
中小企業庁の「2026年版小規模企業白書」によると、支援機関を「活用している」小規模事業者のうち、3期前と比べて売上高が増加した事業者は48.5%でした。「活用していない」事業者の37.4%を11.1ポイント上回っています。ただし白書は業績向上に「つながっている可能性がある」と記すにとどめており、因果関係を示したものではありません。
このデータをプレゼンで使うには?
①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。
よくある質問
Q. 支援機関を活用している事業者の業績はどのくらい違いますか?
A. 中小企業庁の「2026年版小規模企業白書」によると、支援機関を活用している小規模事業者のうち3期前と比べて売上高が増加したのは48.5%、活用していない事業者では37.4%でした。営業利益率が上昇した割合も38.3%対30.0%で、活用している側が上回っています。
Q. 支援機関を使えば売上が伸びると言えますか?
A. 断定はできません。白書は支援機関の活用が業績向上に「つながっている可能性がある」と記すにとどめています。もともと成長意欲の高い事業者ほど支援機関を利用しやすいという逆向きの関係も考えられ、この調査は相関を示したもので因果関係を証明したものではありません。
Q. このデータはどこから取得できますか?
A. 中小企業庁が2026年4月に公表した「2026年版小規模企業白書」の第2部第2章から取得できます。もとになっているのはデロイト トーマツ「令和7年度小規模事業者の経営課題と事業活動に関する調査」で、決算期を基準に3期前と比べた業績の傾向を集計したものです。
本記事のグラフ・数値・データ表は、出典として本記事へのリンク(「出典:DataSlide」+記事URL)を明記いただければ、ブログ・資料・SNS等で自由に転載いただけます。事前連絡は不要です。


