ビジネスメール詐欺被害経験企業10.3%|2026年・JIPDEC

ビジネスメール詐欺(BEC)被害を経験した企業は10.3%のグラフ セキュリティ

JIPDECの企業IT利活用動向調査2026によると、ビジネスメール詐欺(BEC:Business Email Compromise)の被害を経験した企業が10.3%に上っています(2026年1月調査・n=1,107社)。約10社に1社が被害経験を持つ深刻な脅威であり、送金後に資金を回収できたケースはわずか6.2%にとどまります。被害が増加する背景には、生成AIを使ったなりすましメールの精巧化があります。

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調査概要

JIPDECが2026年に公表した「企業IT利活用動向調査2026(セキュリティインシデントと対策の状況編)」の結果です。国内企業1,107社を対象にビジネスメール詐欺(BEC)の被害状況を調査しています。BEC被害経験企業:10.3%(前回調査7.8%から増加)。1件あたりの平均被害額:2,900万円。被害後に資金回収できた企業:6.2%(全額回収は2.1%のみ)。BECの手口は「取引先を装った支払先口座変更メール」が最多で61.4%を占めています。

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ひとことで言うと?

BECは「メール文面の書き間違い」ではなく「精巧な偽装」です。生成AIの普及で、取引先の経営者・担当者になりすました日本語の完璧なメールが自動生成できるようになり、被害が拡大しています。「振込先口座が変わりました」という1通のメールで数千万円が消える──しかも送金後の回収率は6.2%しかなく、ほぼ取り戻せません。対策の鍵は「電話・対面で口座変更を確認する」という人間によるダブルチェックの習慣です。

インパクトデータ:BEC被害経験企業 10.3%(2026年)

BEC被害経験企業:10.3%(前回7.8%から増加)。平均被害額:2,900万円。被害金額帯:100〜1,000万円未満 38.6%、1,000万〜1億円未満 41.2%、1億円以上 8.4%。被害後の資金回収率:全額回収 2.1%、一部回収 4.1%、回収不能 93.8%。BECの手口(複数回答):①支払先口座の変更通知 61.4%、②経営者・上長へのなりすまし送金指示 38.7%、③取引先へのなりすまし請求書送付 27.3%。「生成AIを使ったと思われる精巧な日本語のなりすましメール」が被害企業の29.4%で確認されており、検知困難性が増しています。

このデータをプレゼンで使うには?

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AIプロンプト生成
このデータでプレゼンの「つかみ」トークを作る

①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。

よくある質問

Q. ビジネスメール詐欺(BEC)への最も効果的な対策は何ですか?

A. 最も効果的な対策は「口座変更・高額送金前の電話・対面確認の義務化」(技術だけでは防げないため、人間のダブルチェックが必須)です。加えて、①多要素認証(MFA)によるメールアカウント乗っ取り防止、②DMARC/SPF/DKIM設定によるなりすましメールのドメイン検証、③送金承認フローの整備(一定金額以上は2人以上の承認が必要)、④BEC模擬訓練メールを社員に送り反応を測定する演習、の4つを組み合わせることが推奨されます。

Q. BEC被害を受けた場合、資金を回収する方法はありますか?

A. 被害発覚後48時間以内に行動することが最重要です。①振込先銀行・自社取引銀行に即座に連絡して送金停止・返金要請を行う(送金直後なら止まる可能性がわずかながらある)、②警察(都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口)に被害届を提出、③外務省・INTERPOL経由での国際捜査協力を要請(海外口座への送金の場合)。ただし調査でも回収率は6.2%と非常に低く、回収よりも被害防止・初動対応の方が重要です。

Q. このデータはどこから取得できますか?

A. JIPDECが2026年に公表した「企業IT利活用動向調査2026(セキュリティインシデントと対策の状況編)」から取得できます。JIPDECのウェブサイト(jipdec.or.jp)から調査結果の概要が公開されています。

📎 引用・転載について

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