総務省が2026年7月に公表した「令和8年版 情報通信白書」によると、生成AIが自分にとって「どのような存在か」を尋ねた設問で、日本の回答者が最も多く選んだのは「機械・道具」で38.3%でした。2位は「辞書・百科事典」28.9%で、上位2つはいずれも道具としての捉え方です。一方、中国で1位だったのは「秘書・アシスタント」44.7%でした。
調査概要
総務省が2026年7月に公表した「令和8年版 情報通信白書」の第Ⅰ部(AI特集)をもとにした分析です。原調査は総務省の「国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査研究」の2025年度個人向け調査で、2026年1月から2月にインターネットアンケートとして実施されました。有効回答数は日本1,236人(15歳から69歳)、ほかに米国624人、ドイツ624人、中国624人です。「生成AIはどのような存在か」という設問に対する日本の回答は、多い順に機械・道具38.3%、辞書・百科事典28.9%、秘書・アシスタント21.4%、カウンセラー12.9%、先生・コーチ12.9%、友人10.9%、自分を強化または拡張してくれる分身または一部10.9%、家族6.2%、同僚4.0%、恋人2.8%でした。国別にみると、米国も1位は機械・道具46.0%で2位が友人25.3%、ドイツも1位は機械・道具43.3%で2位がカウンセラー41.0%です。中国だけは1位が秘書・アシスタント44.7%、2位が友人39.9%となっています。
ひとことで言うと?
日本では生成AIが「道具」として受け止められている、ということです。1位が機械・道具38.3%、2位が辞書・百科事典28.9%で、上位2つはどちらも人格を感じさせない選択肢でした。逆に友人は10.9%、家族は6.2%、恋人は2.8%と、相手として捉える人はごく少数です。ここで注意したいのは、機械・道具が1位なのは日本だけではないという点です。米国46.0%、ドイツ43.3%と、むしろ日本より高い割合で1位になっています。日本の特徴は1位そのものではなく、2番手以降の顔ぶれにあります。米国の2位は友人25.3%、ドイツの2位はカウンセラー41.0%、そして中国は1位が秘書・アシスタント44.7%です。相談相手や仕事のパートナーとしてAIを見る層が、他の3か国では厚いのです。白書は、生成AIの利用経験率が日本より高いこれらの国では、AIを機械や道具としてだけでなく「感情を共有する相手」として捉える層が相当数存在するとしたうえで、日本でも利用が進めば同様の傾向が生じる可能性があると述べています。社内でAI活用を進めるとき、この距離感の違いは効いてきます。道具だと思っている人には使い方の手順が響き、相棒として使っている人には任せ方の設計が要る、ということです。プレゼンでAI活用の社内浸透、人材育成、サービス企画を語る際の導入データとして使えます。
インパクトデータ:生成AIは「機械・道具」38.3%(令和8年版情報通信白書・総務省)
総務省の「令和8年版 情報通信白書」によると、生成AIを「機械・道具」と捉える人は日本で38.3%と最も多く、2位の「辞書・百科事典」28.9%と合わせて上位は道具としての見方が占めました。一方で中国の1位は「秘書・アシスタント」44.7%です。
このデータをプレゼンで使うには?
①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。
よくある質問
Q. 日本人は生成AIをどのような存在だと捉えていますか?
A. 総務省の「令和8年版 情報通信白書」によると、最も多いのは「機械・道具」で38.3%、次いで「辞書・百科事典」28.9%、「秘書・アシスタント」21.4%でした。友人は10.9%、家族は6.2%、恋人は2.8%にとどまります。
Q. 海外ではどう違いますか?
A. 米国46.0%、ドイツ43.3%も1位は「機械・道具」で、日本より高い割合です。違いは2番手で、米国は「友人」25.3%、ドイツは「カウンセラー」41.0%が続きます。中国だけは1位が「秘書・アシスタント」44.7%でした。
Q. このデータはどこから取得できますか?
A. 総務省が2026年7月に公表した「令和8年版 情報通信白書」の第Ⅰ部から取得できます。総務省のウェブサイトで白書本編のPDFとデータ集が公開されており、生成AIに対する感覚の図表が掲載されています。
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