小規模事業者の55%が正社員を賃上げ|2026年版白書

小規模事業者の賃上げ実施率は55%のグラフ 中小企業・働き方

中小企業庁が2026年4月に公表した「2026年版中小企業白書」によると、2025年度に正社員への賃上げを実施した小規模事業者は55%です。中規模企業の約88%と比較して大きく下回っており、小規模事業者の約45%が賃上げを実施できていない状況です。最低賃金が6.3%引き上げられた2025年度においても、業績改善を伴わない「苦しい賃上げ」を余儀なくされているケースが多く、小規模事業者の経営体力強化が急務となっています。

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調査概要

中小企業庁が2026年4月24日に閣議決定・公表した「2026年版中小企業白書」の分析結果です。2025年度(令和7年度)の賃上げ実施状況(定期昇給を除く)を帝国データバンク・デロイトトーマツによる調査で集計しています。賃上げ実施率:小規模事業者 55%・中規模企業 約88%(差:約33ポイント)。参考:2025年春季労使交渉の賃上げ率 5.25%(全体)、4.65%(中小労働組合・組合員300人未満)。令和7年度最低賃金引上げ率:+6.3%。「業績改善を伴わない賃上げ」:賃上げ実施企業のうち約40%以上が該当(2026年版白書記載)。

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ひとことで言うと?

「賃上げするしかない」という外圧(最低賃金上昇・人材確保競争)と「賃上げできる余力がない」という経営実態の板挟みが、小規模事業者の55%という数字に凝縮されています。中規模企業の88%と33ポイントの差は、企業規模の差だけでなく、価格転嫁力・生産性・労働分配率の複合的な差が積み重なった結果です。55%の賃上げ実施率は「進んでいる」のではなく「ようやく半分を超えた」水準です。小規模事業者が持続可能な賃上げを続けるためには、価格転嫁の実現と生産性向上が同時並行で進む必要があります。

インパクトデータ:小規模事業者の賃上げ実施率 55%(2026年)

2026年版中小企業白書によると、小規模事業者の賃上げ実施率は55%で、約2社に1社は賃上げに踏み出せていません。価格転嫁が進まず原資を確保しにくい構造が、小規模事業者の賃上げを妨げる大きな要因となっています。

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①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。

よくある質問

Q. 小規模事業者が賃上げを実施するためには何が必要ですか?

A. 持続可能な賃上げのためには、まず価格転嫁の実現が最優先です。コスト上昇分を販売価格に転嫁できない限り賃上げ原資が生まれません。業務改善助成金(設備投資で最大600万円補助)を活用して生産性を高めながら賃上げ財源を確保するアプローチが現実的です。

Q. 「業績改善なき賃上げ」とはどういう意味ですか?なぜ問題なのですか?

A. 自社の売上・利益が改善していないにもかかわらず採用競争力や最低賃金対応のために賃上げを実施している状態です。短期的には人材確保に効果がありますが、財務余力が乏しい小規模事業者では継続が難しくなります。価格転嫁・省力化投資とセットで実施することが重要です。

Q. このデータはどこから取得できますか?

A. 中小企業庁が2026年4月24日に公表した「2026年版中小企業白書」から取得できます。中小企業庁のウェブサイト(chusho.meti.go.jp)からPDFとHTML版が公開されています。

📎 引用・転載について

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