警察庁が2026年5月に公表した確定値によると、令和7年のオレオレ詐欺14,489件のうち74.9%にあたる10,859件が、警察官をかたって捜査名目で現金等をだまし取る「ニセ警察詐欺」でした。「オレオレ詐欺=息子や孫のふり」というイメージはすでに過去のもので、実態は「公権力のなりすまし」に変質しています。
調査概要
警察庁が2026年5月22日に公表した「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」をもとにした分析結果です。ニセ警察詐欺(警察官等をかたり捜査名目で現金等をだまし取る手口・令和7年から統計開始)の認知件数は11,014件・被害額は1,005.0億円で、特殊詐欺の総認知件数27,832件の39.6%を占めます。うちオレオレ詐欺に含まれるものは10,859件で、オレオレ詐欺14,489件の74.9%に達します。
ひとことで言うと?
「あなたの口座が犯罪に使われている」「逮捕状が出ている」——親族を装う代わりに、警察手帳や逮捕状の画像をビデオ通話で見せて信じ込ませるのが現在の主流手口です。家族を装う従来型は家族間の合言葉などの対策が浸透した一方、公権力を名乗る手口は「疑うこと自体が後ろめたい」心理を突くため防ぎにくく、この手口だけで被害額1,005億円と特殊詐欺全体の4割を占めるに至りました。「警察が電話でお金や暗証番号の話をすることは絶対にない」という一点の周知が、現在最も費用対効果の高い防犯教育といえます。
インパクトデータ:オレオレ詐欺の74.9%がニセ警察(令和7年確定値・警察庁)
警察庁の確定値によると、ニセ警察詐欺の被害者は30代が2,239件と最も多く、次いで20代が1,718件で、若い世代に被害が集中しています。一方で被害額は70代274.6億円・60代256.3億円と高齢層で大きく、「件数は若者・金額は高齢者」という二重構造です。またニセ警察詐欺の既遂1件当たり被害額は922.5万円と、それ以外の特殊詐欺(256.7万円)の3.6倍にのぼります。オレオレ詐欺全体の認知件数は前年比+114.6%の14,489件、被害額は+148.3%の1,138.1億円と急増しており、この急増のほぼすべてをニセ警察型が牽引しています。
このデータをプレゼンで使うには?
①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。
よくある質問
Q. ニセ警察詐欺とは何ですか?
A. 警察官などをかたり、「捜査に必要」「口座が犯罪に使われている」といった名目で現金や資産をだまし取る特殊詐欺の手口です。警察庁は令和7年から統計を開始し、初年の認知件数は11,014件・被害額は1,005.0億円で、特殊詐欺全体の約4割を占めました。ビデオ通話で偽の警察手帳や逮捕状を見せる、金地金を要求するなどの手口も確認されています。
Q. オレオレ詐欺に占めるニセ警察詐欺の割合はどのくらいですか?
A. 警察庁の令和7年確定値によると、オレオレ詐欺の認知件数14,489件のうち10,859件・74.9%がニセ警察詐欺です。従来の「息子や孫を装う」タイプは少数派となり、オレオレ詐欺の実態は公権力のなりすましに変わっています。
Q. このデータはどこから取得できますか?
A. 警察庁が2026年5月22日に公表した「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」から取得できます。警察庁の特殊詐欺対策ページで広報資料PDFが公開されています。
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