JIPDECの企業IT利活用動向調査2026によると、ISMS認証(ISO 27001)を取得している企業のうち47.5%が「取引先からの信頼性向上」を導入効果として実感しています(2026年1月調査・ISMS認証取得企業を母数)。セキュリティ体制の「見える化」が、入札資格・取引継続条件・大手企業との商談において直接的に機能していることが数字に表れています。
調査概要
JIPDECが2026年に公表した「企業IT利活用動向調査2026(第三者認証編)」の結果です。ISMS認証(ISO/IEC 27001)取得企業を母数に、認証取得の効果を複数回答で調査しています。効果の主要結果:①取引先からの信頼性向上 47.5%、②社内のセキュリティ意識向上 42.1%、③情報漏えい事故の減少 34.8%、④入札・契約資格の獲得 31.6%、⑤保険料の低減 11.2%。Pマーク取得企業の同効果(58.3%)と比較するとやや低いが、ISMS認証は個人情報だけでなく組織全体の情報資産管理を対象とするため、取引先・大企業・官公庁での評価が高い。
ひとことで言うと?
「セキュリティ対策は費用(コスト)ではなく、信頼(資産)である」──ISMSの効果として47.5%が「取引先からの信頼向上」を挙げた事実がこれを証明しています。大手企業・官公庁では取引先に対してISMS認証の取得を事実上の必須条件にしているケースが増えており、認証のない中小企業が商談の入り口で弾かれる事例も報告されています。セキュリティの「格差」は、受注機会の「格差」に直結する時代です。
インパクトデータ:ISMS認証効果「取引先信頼向上」47.5%(2026年)
ISMS認証取得の効果(複数回答・ISMS取得企業を母数):①取引先からの信頼性向上 47.5%、②社内セキュリティ意識向上 42.1%、③情報漏えい事故の減少 34.8%、④入札・契約資格の獲得 31.6%。参考:Pマーク取得の効果「取引先信頼向上」(同調査):58.3%(Pマーク取得企業を母数)。ISMS認証と比較してPマークが高い理由:Pマークは個人情報に特化し、BtoC取引や顧客向けサービスで評価されやすいためです。ISMS認証は組織全体の情報資産を対象とし、BtoB・サプライチェーン・製造業・官公庁向けでの評価が強い傾向があります。
このデータをプレゼンで使うには?
①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。
よくある質問
Q. ISMSとプライバシーマーク(Pマーク)の違いは何ですか?どちらを取得すべきですか?
A. ISMS(ISO/IEC 27001)は「組織全体の情報セキュリティマネジメント体制」を第三者認証するもので、個人情報・機密情報・知的財産・システム等のあらゆる情報資産が対象です。プライバシーマーク(Pマーク)は「個人情報保護の仕組み」を認証するもので、個人情報の取得・管理・廃棄に特化しています。取得判断の目安:①製造業・IT企業・官公庁との取引が多い→ISMS優先、②BtoC・顧客の個人情報を多く扱う→Pマーク優先、③両方取引がある→両取得(セットで取得すると審査工数を一部省略できます)。
Q. ISMS認証取得にはどのくらいのコストと期間がかかりますか?
A. ISMS認証取得の目安:①取得費用 50〜200万円程度(コンサルティング費用を含む。社内体制整備レベルによる)、②審査機関への審査料 30〜80万円/年(企業規模・拠点数によって変動)、③期間 準備開始から初回取得まで約6〜18ヶ月(社内のセキュリティポリシー策定・リスクアセスメント・内部監査等が必要なため)。取得後は年次サーベイランス審査(年1回)と3年ごとの更新審査が必要です。コンサル不要で低コストを目指す場合は、IPAの「情報セキュリティ対策ベンチマーク」や業界団体の無料セミナーの活用が有効です。
Q. このデータはどこから取得できますか?
A. JIPDECが2026年に公表した「企業IT利活用動向調査2026(第三者認証編)」から取得できます。JIPDECのウェブサイト(jipdec.or.jp)から調査結果の概要が公開されています。
本記事のグラフ・数値・データ表は、出典として本記事へのリンク(「出典:DataSlide」+記事URL)を明記いただければ、ブログ・資料・SNS等で自由に転載いただけます。事前連絡は不要です。


