IPAが2026年5月に公表した「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2025年版)」によると、1,164社の自己診断結果を分析した結果、DX推進指標でレベル4以上(全社的なDX変革の段階)に達している企業はわずか3%にとどまっています。全企業の平均現在値は1.98で、目標値3.51との差は1.53ポイントと大きく、日本企業のDX推進が「部分最適」の段階に集中していることが示されています。
調査概要
IPAが2026年5月15日に公表した「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2025年版)」の分析結果です。対象:2025年1月〜12月に提出された自己診断結果1,241件(重複・不備除外後1,164件)。DX推進指標の成熟度レベル分布:レベル0以上1未満=209社・レベル1以上2未満=393社(最多)・レベル2以上3未満=371社・レベル3以上4未満=153社・レベル4以上=38社(3%)。全企業平均:現在値1.98/目標値3.51(差1.53)。
ひとことで言うと?
「DXに取り組んでいる」と言える企業が増える一方で、「全社を巻き込んで変革できている」企業は100社に3社しかいません。レベル1〜2の企業が最多層を占めており、「部門単位での部分最適」「散発的なデジタル化」の段階から抜け出せていない企業がほとんどです。目標と現実の1.53ポイント差は、意欲はあるが手が動かない日本企業のDXの現状を象徴しています。
インパクトデータ:DX推進指標レベル4以上の企業 3%(2026年分析)
IPAの分析によると、DX推進の成熟度を示すレベル4以上に達した企業は38社で、全体の3%にとどまります。レベル4以上は「全社的なDX変革が進んでいる段階」を意味し、経営変革・ビジネスモデル変革の実現を含む高い水準です。対して最も企業が集中しているレベル1〜2の段階は「部門単位のデジタル化・部分最適」の段階で、全社変革との間に大きな壁があることが示されています。
このデータをプレゼンで使うには?
①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。
よくある質問
Q. DX推進指標のレベル4以上とはどのような状態ですか?
A. IPAが定義するDX推進指標のレベル4は「全社的なDX変革が進んでいる状態」です。具体的には、DX戦略が経営戦略と一体化し、事業モデルの変革・新たな価値の創出が実現しており、組織・文化・プロセスがデジタル前提で再設計されている状態を指します。レベル3(部門を超えた連携によるDXが進行中)を超えて、企業全体が変革されているレベルです。
Q. 日本企業のDX成熟度が低い主な理由は何ですか?
A. 主な要因は①経営層のDXへのコミット不足(IT部門任せ)、②DX推進人材の不足(デジタルと事業の両方に精通した人材の少なさ)、③「部門最適化」のインセンティブ構造(縦割り組織での横断推進の難しさ)、④既存システム(レガシーシステム)の刷新コストと複雑さ、⑤短期的なROIを求める評価文化とDXの中長期性のミスマッチ、の5点が挙げられます。
Q. このデータはどこから取得できますか?
A. IPAが2026年5月15日に公表した「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2025年版)」から取得できます。IPAのウェブサイト(ipa.go.jp)プレスリリースページで確認できます。
本記事のグラフ・数値・データ表は、出典として本記事へのリンク(「出典:DataSlide」+記事URL)を明記いただければ、ブログ・資料・SNS等で自由に転載いただけます。事前連絡は不要です。


