定点観測

物価高倒産、3年で286件→769件。「峠を越えた」は錯覚だった

東京商工リサーチの集計によると、仕入コスト上昇や価格転嫁難を主因とする「物価高」倒産は、集計開始の2022年286件から2025年769件へ3年連続で最多を更新した。2025年上半期は前年同期比8.2%減と峠を越えたように見えたが、下半期に425件(+30%)へ急反転し、2026年上半期は439件と半期の最多を更新。倒産3大要因の比較でも物価高が最大で、人手不足倒産(397件)の約2倍に達している。
中小企業・働き方

経営計画がある小規模事業者は19.9%|2026年版白書

中小企業庁が2026年4月に公表した2026年版中小企業白書によると、経営計画を策定している小規模事業者は19.9%にとどまりました。およそ8割の小規模事業者が、明文化された経営計画を持たずに事業を営んでいることになります。日々の業務に追わ…
製造業

過去3年のものづくり人材の採用が「うまくいっている」企業44.5%

経済産業省が2026年5月に公表した2026年版ものづくり白書によると、過去3年間のものづくり人材の採用が「うまくいっている」と答えた企業は44.5%にとどまりました。半数に届かず、採用に手応えを得られていない企業が過半を占めています。人手…
中小企業・働き方

65歳以上の就業率26%|2025年調査・総務省

総務省が2026年1月に公表した労働力調査(基本集計)によると、令和7年平均の65歳以上の就業率は26.0%となりました。働くシニアはいまや4人に1人を超え、65〜69歳に限れば54.5%と過半数が就業しています。人口減少と人手不足が深刻化…
定点観測

人手不足倒産、過去最多の397件。最大の原因は「人手不足」ではなく「賃上げ」だった

東京商工リサーチの集計によると、2025年の「人手不足」関連倒産は397件と過去最多で、2021年の56件から4年で約7倍に急増した。だが最新の最大要因は「求人難(採れない)」ではなく「人件費高騰(払えない)」で、2022年の7件から2025年の152件へ3年で約22倍に膨らみ、求人難(135件)を抜いて主因に躍り出た。人手不足倒産の中身は「採れない」から「賃上げ疲れ」へと構造転換している。
DX・デジタル化

重視する経営課題1位は業務効率化56.5%|2026年 JIPDEC

JIPDEC(一般財団法人日本情報経済社会推進協会)が公表した「企業IT利活用動向調査2026」によると、企業が今後重視する経営課題として最も多く挙げたのは「業務プロセスの効率化」で56.5%でした。売上拡大や新規事業よりも、限られた人員で…
製造業

従業員49人以下の製造業で新卒を「ほぼ計画どおり採用できた」8.9%

経済産業省が2026年5月に公表した2026年版ものづくり白書によると、従業員49人以下の製造業で新卒を「ほぼ計画どおり採用できた」企業はわずか8.9%にとどまりました。従業員300人以上の33.2%と比べて約4分の1の水準で、新卒人材の確…
中小企業・働き方

15〜64歳女性の就業率75.3%|2025年調査・総務省

総務省が2026年1月に公表した労働力調査(基本集計)によると、令和7年平均の15〜64歳女性の就業率は75.3%(前年比+1.2ポイント)と過去最高を更新しました。働く世代の女性の約4人に3人が就業しており、同じ年齢層の男性(84.6%)…
セキュリティ

特殊詐欺の被害額19.5%は暗号資産|2025年 警察庁

警察庁が2026年5月に公表した確定値によると、令和7年の特殊詐欺の被害総額1,423.1億円のうち、一次的な交付形態が実質的に暗号資産だった被害額の割合は19.5%(前年比+8.4ポイント)に達しました。暗号資産を直接送らせる「暗号資産送…
定点観測

スマートウォッチ、5年で5.9%→15.7%。2023年に“ガラケー”を追い越した『手首のデバイス』

総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、スマートウォッチの利用率(全年代)は2020年度の5.9%から2025年度に15.7%へと5年で約2.7倍に伸び、2023年度にフィーチャーフォン(ガラケー、同年13.6%)を初めて上回った。2025年度はスマートウォッチ15.7%に対しフィーチャーフォンは10.2%。“身につける端末”が“握る端末”を明確に逆転している。同期間にスマートフォンの利用率は88.0%→95.9%。