生成AI46%・実践36%。3年分の推移が示す「使ってはいる、使いこなせていない」企業の現在地

生成AI46%・実践36%のグラフ 定点観測

業務で生成AIを利用したことがある企業は2026年で46%(45.9%)。一方、組織として実践・活用できている企業は36%にとどまり、約10ポイントの乖離がある(JIPDEC・n=1,107)。

調査概要

グラフ①:生成AI「利用企業」の推移(2024〜2026年)
毎年更新:この記事は「定点観測」シリーズです。統計の最新値が公表されるたびに、同じURLで更新します(最終更新:2026年7月)
業務で生成AIを利用している企業の割合
2024年〜2026年(3年間)|JIPDEC 企業IT利活用動向調査(各年1月実施)|※各年の設問定義は末尾注記参照
→ 2年で+11ポイント急増、2026年は鈍化へ
100% 80% 60% 40% 20% 0% ← 横ばい・鈍化期(2025〜) 35.0% 45.0% 45.9% 2024年 2025年 2026年 ▲ChatGPT普及元年 ▲ 急増のピーク → 鈍化・横ばい 2年間で +10.9ポイントの急増 生成AIを業務で利用している企業の割合(JIPDEC 各年調査より)

ChatGPTが急速に普及した2024年の調査(2024年1月実施)では35.0%だった生成AI利用率が、2025年に45.0%へと10ポイント急増し、2026年は45.9%とほぼ横ばいで推移している。急増から鈍化への転換は「使い始めた企業が出揃った」ことを示しており、次の焦点は利用の「深さ」へと移っている。2025→2026年で何が起きたのかを、次のグラフで掘り下げる。

グラフ②:急増した2024→2025年をズームイン
ChatGPT普及の衝撃——1年で10ポイントが動いた
2024年〜2025年|グラフ①と同スケール(縦軸0〜100%)
→ ChatGPT普及の外圧が1年で10ポイントを動かした
100% 80% 60% 40% 20% 0% 35.0% 45.0% 1年で +10 ポイント ChatGPT-4・生成AI大衆化の波 「試さなければ乗り遅れる」外圧が動かした 2024年 2025年 ChatGPT普及元年 ▲ 1年で導入が一気に広がった

2024年から2025年の1年間で、生成AI利用率は35.0%から45.0%へと10ポイント急増した。ChatGPT-4の普及や競合ツールの台頭が「使わないと乗り遅れる」という空気を作り、半ば強制的に導入が進んだ構図だ。しかし2026年は45.9%とほぼ横ばいになっており、「まず使ってみる」という初期導入フェーズはほぼ完了し、次のフェーズに移行しつつあることが読み取れる。

なぜ2025年に10ポイント動いたのか

コロナ禍のテレワーク急増と構造が似ている。外部からの強制力(競合の動き・経営層の号令・マスコミ報道)が、「使う理由」より「使わない言い訳をしにくい空気」を作った。最初の10ポイントは「衝動的な導入」であり、次の10ポイントを稼ぐには組織の中に根付かせる必要がある。


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グラフ③:「使った」と「実践できている」は別の話(2026年最新)
生成AI「利用経験あり(46%)」と「AI実践・活用(36%)」の比較
2026年1月調査|n=1,107社|JIPDEC 企業IT利活用動向調査2026
→ 「使った」と「実践」の間に約10ポイントの壁がある
100% 80% 60% 40% 20% 0% 45.9% 36.0% 生成AI 利用経験あり AI実践・活用 (組織として推進) 「使った」と「実践」の乖離 約10ポイントの壁

2026年調査で明らかになったのは、生成AIを「業務で利用したことがある」企業(45.9%)と「組織として実践・活用できている」企業(36.0%)の間に約10ポイントの乖離があるという事実だ。46%の企業が「使ったことはある」一方で、業務に組み込んで成果を出せている企業は36%にとどまっている。残りの10ポイントが「使ったことはあるが、実践には至っていない企業」の帯を形成している。

10ポイントの壁が示すもの

「使ってみた」と「使いこなしている」の間には、利用規程・ガバナンス体制・従業員リテラシー・業務プロセスへの組み込みという4つの壁がある。ツールを触った段階では「利用経験あり」になるが、組織として成果を出せる状態になって初めて「実践・活用」と呼べる。この差が生成AI投資のリターンを大きく左右する。

データ一覧:企業の生成AI利用率の推移(2024〜2026年)
出典:JIPDEC 企業IT利活用動向調査
調査年(各年1月)生成AIを業務で利用している企業
2024年35.0%
2025年45.0%
2026年45.9%

※各年の設問定義が若干異なるため傾向の把握を目的とする。2026年の「AI実践・活用」企業は36.0%。

先を読む
2026年——生成AI利用46%・実践36%。「使う」から「使いこなす」フェーズへの移行期にある。

利用率の急成長フェーズは2025年で一区切りとなり、今後は「どれだけ業務に根付かせられるか」という深化フェーズに移行する。実践率36%をいかに50%・60%へ引き上げるかが、次の2〜3年における企業の競争軸になる。ガバナンス整備・人材育成・業務プロセス改革を伴わない生成AI導入は、利用率の数字が増えても実業績には結びつかない。

このデータをプレゼンで使うには
ターゲット:経営企画・IT推進・人事・DX推進部門・経営幹部
SCENE 01|生成AI導入の社内提案
「導入しているだけでは不十分」という論拠にする
「国内企業の生成AI利用率は46%まで来ています。しかし組織として実践できている企業は36%に留まる。導入した後に実践まで持っていけるかどうかが、これからの差になります。」
SCENE 02|AI研修・人材育成の投資説明
「10ポイントの乖離」を教育投資の根拠にする
使った経験がある企業(46%)と実践できている企業(36%)の差は10ポイント。この差を埋めるのは人材育成と業務への組み込みです。ツールを与えるだけでは実践には至りません。」
SCENE 03|AI推進ロードマップの説明
「導入→実践→活用深化」の3ステップを示す
「市場全体で見ると、生成AIはすでに『試す段階』から『実践する段階』への移行期にあります。今から着手する企業にとって、ツール導入よりもガバナンス整備・教育・業務設計の方が優先度が高い局面です。」
このグラフを自分の資料で再現する
下のプロンプトをコピーして生成AIに貼り付けるだけで、この記事と同じグラフをあなたの資料用に再現できます。
プロンプトをコピー 生成AIに貼り付け 同じグラフが完成
対応ChatGPTGeminiClaudeCopilot
以下のデータをもとに折れ線グラフと棒グラフを作成してください。 【データ①:推移グラフ】 年, 生成AI利用企業の割合 2024年, 35.0% 2025年, 45.0%
… (グラフ仕様・出典・注記を含む全文)

※各年の設問定義:2024年「会社または個人で契約・登録した生成AIを使用している」企業の合計、2025年「全社的に利用が推奨されている・特定部門での利用に限定されている」企業の合計、2026年「業務で生成AIを利用したことがある」企業の割合。設問定義が異なるため厳密な経年比較ではなく傾向の把握を目的とする。

よくある質問
生成AIを利用している企業の割合は何%ですか?
2026年1月調査で46%です(JIPDEC 企業IT利活用動向調査、n=1,107社)。2024年35%→2025年45%→2026年46%と、急増のあと鈍化しています。
生成AIの「利用」と「実践」は何が違うのですか?
「利用経験あり」は46%ですが、組織として「AI実践・活用」できている企業は36%にとどまり、約10ポイントの乖離があります。利用規程・ガバナンス体制・従業員リテラシー・業務プロセスへの組み込みという壁が背景にあります。
このデータの出典はどこですか?
JIPDEC「企業IT利活用動向調査」の2024〜2026年版です(各年1月実施)。各年の設問定義が若干異なるため、厳密な経年比較ではなく傾向の把握を目的としています。
グラフ画像
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