JIPDECが2026年4月に公表した「企業IT利活用動向調査2026」によると、ランサムウェア被害企業(N=507)の復旧期間は「1週間〜1ヶ月以内」が34.7%で最多です。1ヶ月以内に復旧・作業終了した企業は合計64.3%にとどまり、約3社に1社(33.1%)は復旧に1ヶ月以上を要しています。「数日で戻る」という想定は現実と大きく乖離しています。
調査概要
JIPDECが2026年4月15日に公表した「企業IT利活用動向調査2026」(調査時期:2026年1月・有効回答1,107社)をもとにした分析結果です。対象はランサムウェア感染被害を経験した企業507社。復旧期間の内訳:1日以内6.1%・1日〜1週間以内23.5%・1週間〜1ヶ月以内34.7%・1ヶ月〜2ヶ月以内21.3%・2ヶ月〜3ヶ月以内7.9%・3ヶ月以上3.9%・分からない2.6%。
ひとことで言うと?
ランサムウェアに感染すると、平均的な企業で「数週間」単位の業務影響を覚悟する必要があります。1週間以内に復旧できた企業は約3割(29.6%)で、最多層は1週間〜1ヶ月(34.7%)。さらに1ヶ月以上かかった企業が33.1%と3社に1社にのぼります。この期間、受注・生産・請求などの業務が止まるか手作業での代替を強いられるため、「復旧期間×日次売上」で概算すると被害の大きさが経営層にも伝わります。BCP(事業継続計画)の想定停止期間を「1ヶ月」で設計すべき根拠となる数字です。
インパクトデータ:復旧まで1週間〜1ヶ月が34.7%・1ヶ月超が33.1%(2026年調査・JIPDEC)
JIPDECの調査によると、復旧期間の最多層は「1週間〜1ヶ月以内」の34.7%です。1ヶ月以上を要した企業(1〜2ヶ月21.3%+2〜3ヶ月7.9%+3ヶ月以上3.9%)は合計33.1%にのぼります。復旧を長期化させる主な要因は、バックアップの復元失敗・被害範囲の特定に時間がかかる・再発防止策の実装を並行する必要がある、の3点です。復旧の速さは「事前準備の有無」でほぼ決まるため、インシデント対応手順書と復元テストの定期実施が復旧期間を短縮する最も確実な投資です。
このデータをプレゼンで使うには?
①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。
よくある質問
Q. ランサムウェアからの復旧にはどのくらいの期間がかかりますか?
A. JIPDEC「企業IT利活用動向調査2026」(2026年4月公表)によると、被害企業507社の復旧期間は「1週間〜1ヶ月以内」が34.7%で最多です。1週間以内は29.6%(1日以内6.1%+1日〜1週間23.5%)、1ヶ月以上かかった企業は33.1%で、約3社に1社が1ヶ月超の長期戦になっています。
Q. 復旧期間を短くするために事前にできることは何ですか?
A. 復旧速度を決めるのは事前準備です。①バックアップの復元テストを定期実施する(取得だけでなく「戻せる」ことの確認)、②システムの優先順位を決めておく(どの業務システムから復旧するか)、③インシデント対応手順書と外部支援先(セキュリティベンダー・フォレンジック会社)の連絡先を整備する、④復旧作業の代替環境(クリーンなネットワーク・予備機)を想定しておく、の4点が有効です。
Q. このデータはどこから取得できますか?
A. JIPDECが2026年4月15日に公表した「企業IT利活用動向調査2026」の集計結果資料(Q4_3:ランサムウェア感染からの復旧期間)から取得できます。JIPDECの公式サイトで集計結果PDFが公開されています。
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