総務省が2026年5月に公表した「令和7年通信利用動向調査(企業編)」によると、個人データ取扱に際して「処理・分析する人材が不足している」を課題として挙げた企業は35.0%にのぼります。データ活用の最大の壁は「データ漏えいリスク(67.5%)」と「管理コスト(30.4%)」ですが、活用段階での人材不足も3割超の企業が直面している現実的な課題です。
調査概要
総務省が令和8年5月29日(2026年5月)に公表した「令和7年通信利用動向調査(企業編)」の分析結果です。調査時点:令和7年8月末(2025年8月末)。対象:全体(n=2,489社)。個人データ取扱における課題・障壁:データ漏えいリスク67.5%・管理コストの増大30.4%・消費者からの反発リスク22.3%・費用対効果が不明瞭26.1%・データを処理・分析する人材の不足35.0%・特に課題・障壁はない10.5%。
ひとことで言うと?
「データを持っているが、活かせる人材がいない」という状況が35%の企業で起きています。分析ツールの普及・AIの高度化によって「分析のハードル」は下がりつつありますが、データを適切に整理し、課題設定し、インサイトを引き出す「データリテラシーのある人材」の需要には供給が追いついていません。このデータはリスキリング・データ人材育成・外部データ活用支援サービスの必要性を示す根拠として活用できます。
インパクトデータ:個人データ活用の課題「人材不足」 35.0%(令和7年調査)
総務省の調査によると、個人データ取扱の課題として「処理・分析する人材の不足」を挙げた企業は35.0%です。課題の筆頭はデータ漏えいリスク(67.5%)で、守りの課題が最大の壁になっている一方、攻め(活用)の課題として人材不足が35%の企業で顕在化しています。「データを蓄積する仕組みはある」が「それを使える人がいない」という企業が3社に1社以上存在することが示されています。
このデータをプレゼンで使うには?
①誰に向けて話すか②次のスライドで何を話すか、を入力するだけで、このインパクトデータを使ったプレゼン冒頭のトークスクリプトを生成AIに作ってもらうためのプロンプトが自動生成されます。生成されたプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどに貼り付けてください。
よくある質問
Q. データを処理・分析できる人材を確保するために企業が取れる選択肢は何ですか?
A. 主な選択肢は①社内人材のリスキリング(データ分析ツールやSQL・BIツールの研修)、②データサイエンティスト・アナリストの中途採用、③外部パートナー(データコンサルタント・マーケティングエージェンシー)の活用、④ノーコード・ローコードのBIツール(TableauやPower BI等)の導入で「分析の民主化」を図る、の4つです。特に③④の組み合わせは、中小企業が短期間で成果を出すための現実的なアプローチとして注目されています。
Q. 個人データ活用における「人材不足」と「漏えいリスク」はどちらを先に解決すべきですか?
A. 「漏えいリスク」は法的義務であり先決事項です。個人情報保護法の遵守(適切な取得・管理・削除)が前提で、その上で「活用のための人材」という順番になります。具体的には①プライバシーポリシーと管理体制の整備(守り)→②最小限のデータ活用から始めるPoCの設計(攻め)→③効果検証後に人材・ツール投資を本格化、という段階的アプローチが推奨されます。守りと攻めを同時進行しようとして頓挫するケースが多いため、フェーズを分けることが重要です。
Q. このデータはどこから取得できますか?
A. 総務省が令和8年5月29日に公表した「令和7年通信利用動向調査(企業編)」から取得できます。e-Statの令和7年企業編統計表(表32:個人データ取扱いに関して想定される課題・障壁)で確認できます。
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